海外大学への進学を視野に入れている学生や、教育熱心な親御さんなどなら、一度や二度は耳にしたことがあるでしょう。シンガポール国立大学は、今や他の世界のトップ大学と肩を並べるほど評判の良い大学です。
今回の記事では、シンガポール国立大学の基本的な情報を、広く浅く、共有したいと思います。
まずは大学の、ベーシックな情報から。
創立:1905年
シンガポールで最も長い歴史を持つ総合大学です。
世界大学ランキング:11位(2021年度)
QS World Universityのランキングだと、Princeton, Yale, Cornellなどの「Ivy league」と呼ばれる米国のトップ私立大学よりも高い、ということになります。アジアの中でもトップです。
Times Higher Educationのランキングでは、25位です。こちらでは、中国の清華大学や、北京大学の方が上位にランクインしているのもまた興味深いです。
これらの大学ランキングは、評価基準によっても上下してくるものなので、あくまでも参考程度にしてください。
学部生の数:3万人程度
Times Higher Educationの統計によると、そのうちの、4分の1程が、フルタイムの国際生、あるいは交換留学生で、とても国際性豊かなキャンパスです。
国内キャンパス:3つ
シンガポールは、国土が東京23区より少し大きい程度の小国ですが、その中でもキャンパスは広々していて、とても綺麗です。
Yale-NUS Collegeという、10年前にNUSとイエール大学によって設立されたリベラルアーツのカレッジのキャンパスも含めると、4つ、ということになります。
学部数:10
- Arts and Social Sciences
- Business
- Computing
- Dentistry
- Design and Environment
- Engineering
- Law
- Medicine
- Music
- Science
「スクール」としてくくった場合、以下のスクールも考慮されます:
- Continuing and Lifelong Education
- Duke-NUS Medical School
- Integrative Sciences and Engineering
- Public Health
- Public Policy
- University Scholars Programme
- Yale-NUS College
協定校数:341校
NUSは、日本を含める41の国に、341校もの大学と協定を結んでいます。これらの大学から、毎年2千人を超える交換留学生をNUSに受け入れ、同数の交換留学生を、NUSからも派遣しています。
以下、NUSが協定を結んでいる日本の大学です。
国公立大学:
- 東京大学
- 京都大学
- 東京工業大学
- 大阪大学
- 名古屋大学
- 九州大学
- 東北大学
私立大学:
- 慶應大学
- 早稲田大学
くわしくはこちらから。
NUSのUniversity Scholars Programに入っている学生には、早稲田大学のSchool of International Liberal Studies (SILS) で勉強して、NUSとのダブルディグリーを取れる機会もあるそうです。(https://www.usp.nus.edu.sg/curriculum/special-programmes/nus-waseda-double-degree-programme/)
今回の記事では、NUSのベーシックな情報をまとめました。他にも魅力がたくさんあるので、随時更新していきたいと思います。
コメント
はじめまして!ベトナムにてIBDPを修了し、先日NUS Business School からBusiness Administration&Communications and MediaのDouble Degree Courseへの合格を頂いた者です。学費や進学後のキャリア等を考えて、進学するか否か悩んでおります。NUSにもこのような日本人コミュニティがあることを知り、またキャンパスや寮に関する詳細な説明を拝見して、とても安心致しました。可能であれば、私自身の進路についてご相談に乗って頂ければ幸いです。